藤井聡太竜王も注目の好カード、永瀬拓矢王座vs豊島将之九段は相居飛車の力戦に<竜王戦本戦>
2組優勝の豊島将之九段。ランキング戦は佐々木慎七段、藤井猛九段、斎藤慎太郎八段、佐藤康光九段を「隙のない将棋」で破りました。深い研究が求められる将棋から力戦志向まで、「とよぴー」は戦法選択も含めて芸域を広げています。
藤井聡太竜王も注目している竜王戦本戦屈指の好カード。特別対局室の空調の温度を確認し、上座に入った永瀬王座は亀タオルを脇息に置きました。豊島九段は普段通り、懐中時計を準備しました。
振り駒で豊島九段が先手になり、角道を開けました。永瀬王座は一呼吸置いて飛車先を突きました。豊島九段は3手目に▲2六歩として居飛車を明示。その後は互いに角道を止めて力戦調の展開です。(読売新聞・吉田祐也)