精神疾患で休職の教員、過去最多5897人 令和3年度、働き方改革進まず
調査は全国の公立小中高・特別支援学校・幼稚園などの教員が対象で、各教育委員会を通じて毎年度集計している。
文科省によると、3年度の精神疾患による病気休職者5897人のうち男性は2406人、女性は3491人。約92万人の公立校全教員に占める割合は0・64%だった。ここに精神疾患による1カ月以上の病気休暇取得者を加えると計1万944人で、全教員に占める割合は1・19%。
3年度に精神疾患で休職していた教員のうち、2473人が今年4月1日現在では職場に復帰。一方、2283人は今年度に入っても休職が続き、1141人が退職した。休職期間では半年未満が最も多く2274人、半年以上1年未満1776人、1年以上2年未満1204人と続いた。