井伊大老をピストルで暗殺 鳥取藩士が日記に記す 2022-03-21 鳥取県立博物館(鳥取市)は21日、鳥取藩士安達清一郎(1835~84年)に関係する文書群から、大老井伊直弼暗殺を指揮した水戸浪士関鉄之介(1824~62年)が事件後に救援を求め、安達を訪れたことが記された日記などを公開した。井伊大老を「ヒストン」(ピストル)で暗殺したと言う関の聞き取りも記されている。 事件は1860年3月3日朝に江戸城の桜田門外で発生。安達は、関から事件の様子を聞き取って詳細に記しており、日記によると、襲撃の合図のピストルを発砲すると、護衛の武士が15メートルほど退き、井伊大老は「ヒストンノ玉胸先ニ中リテ死シ」などと死因も記していた。