今日は何の日:7月24日
1886(明治19)年 小説家谷崎潤一郎が東京市日本橋区蠣殻町(現東京都中央区)で生まれた。性や官能を耽美的に描き、国内外で芸術性が高く評価された。代表作は『痴人の愛』『春琴抄』『細雪』など。『源氏物語』の現代語訳は、『谷崎源氏』と呼ばれ、の流麗な文体は源氏物語ブームを巻き起こした。『文章読本』『陰翳礼讃』などの評論、ノーベル文学賞に何度もノミネートされ、1960年、64年には最終候補5人に残った。
1958(昭和33)年 報道各社が明仁皇太子(現上皇)の結婚相手についての報道を、宮内庁の正式発表まで自発的に規制することを決定した。結婚をめぐる取材が過熱し、誤報が起きれば相手の女性が人権侵害される恐れもあるため宮内庁からの求めに応じる形で、日本新聞協会が、公式発表まで一切報道しないことを申し合わせ、同庁は皇室会議が終わってから1時間後に発表することを確約した。
1959(昭和34)年 ファッションモデルの児島明子さんが米カリフォルニア州ロングビーチで開催された第8回ミス・ユニバース世界大会で優勝した。日本人がミス・ユニバースに選ばれるのは初めてで、アジア人としても初だった。
1964(昭和39)年 劇画雑誌「月刊漫画ガロ」が青林堂から創刊。創立者は漫画家の白土三平、初代社長兼編集長は青林堂創業者の長井勝一。題材やスケールから連載する場がなかった白土の『カムイ伝』を連載することが創刊の最大の目的だった。活躍の場を失いつつあった貸本漫画家への媒体提供と、新人発掘の側面もあった。内田春菊、蛭子能収、滝田ゆう、つげ義春、水木しげるらの作品も人気を博した。