新しい滞在が楽しめるシティホテル40・東京編1
2017年開業の複合施設〈浅草九倶楽部〉がリニューアル。〈カフェ・カンパニー〉が運営していた3~10階の〈WIRED HOTEL ASAKUSA〉を引き継ぎ、日本で唯一の “劇場一体型ホテル” として生まれ変わった。1階がレストラン、2階が劇場、上層階がホテルという構成。下町・浅草に溶け込むよう、地域の職人による伝統工芸を取り入れた客室は、各室でインテリアやオブジェが異なる。1階のレストラン〈QUE COFFEE/LOUNGE〉は、地元の人々や演者と交流できる場としても機能している。
東京都台東区浅草2-16-2 TEL 03 5830 6533。全27室。1室14,000円~。
築37年のビジネスホテルを全面改装。基本的な構造はそのままに、客室をモスグリーンでまとめ落ち着いた雰囲気に。家具はオリジナル、バスルームは在来工法を用いてモザイクタイルで仕上げた。1階には高須咲恵と佐藤拓がキュレーションするアートギャラリー〈PARCEL〉と、若手シェフが厳選食材を駆使するレストラン〈nôl〉、2階にはスペシャルティコーヒーやオリジナルカクテルが楽しめるカフェ&バー〈abno〉を併設している。
東京都中央区日本橋馬喰町2-2-1 TEL 03 3668 0840。全122室。1室9,000円~。
「手しごと」と「緑」をキーワードにUDSが手がけるホテル。デザイナーの柳原照弘をクリエイティブディレクターに迎えた客室「TOKYO CRAFT ROOM」(写真)を設置するほか、国内外のデザイナーが日本各地の作り手とコラボレーションした作品を順次発表し、設置することで、日本のクラフトの価値を発信する拠点を目指す。一部の作品は購入もできる。1階にはビーントゥーバーチョコレートの〈nel CRAFT CHOCOLATE TOKYO〉や、ダイニングを併設する。