考古学観光に訪日客需要、奈良 明日香村が試算、経済効果3億円 2023-05-03 「飛鳥美人」で有名な国宝・高松塚古墳壁画などがある奈良県明日香村が、遺跡を巡る「考古学観光」に力を入れている。欧米などの富裕層を中心に関心が高く、経済効果は年間3億円との試算も。2025年には大阪・関西万博を控えており、村はインバウンド(訪日客)需要を取り込むためガイドの育成など受け入れ準備を進めている。 考古学観光は遺跡の見学を目的とした観光で、エジプトのピラミッドやペルーのマチュピチュ、クレタ島などギリシャの島々が代表例とされる。明日香村には高松塚古墳やキトラ古墳などの古代遺跡が多く、25年の世界遺産登録も目指している。