『野球用具は“日本製頼み”の韓国代表 日本戦ではテープでマークを隠し…表だって使用できない?』への皆さんの反応まとめ
代表ユニホームの左胸には太極旗があしらわれ、右胸には下向きの3本の矢印のマークがある。日本のスポーツメーカー、デサントのロゴだ。日本との準決勝で山田(ヤクルト)に決勝3点二塁打を浴びた高佑錫(コ・ウソク)投手(22)のグラブも、野球用品でおなじみの大阪のメーカー、ゼットのもの。ジャーナリストの室谷克実氏は「韓国では日本製の野球用品を使う人も多く、滞日する人に購入を依頼するケースもある」と解説する。
さらに日本戦では不思議な光景もあった。一番打者の朴海旻(パク・ヘミン)外野手(31)はミズノのスパイクをはいていたが、マークがある部分に赤いテープのようなものが貼られ、メーカーが目立たないようになっていた。7月29日のイスラエル戦ではテープを貼らずに、ミズノ製のスパイクで試合に臨んでいたが、ミズノ広報は「弊社として、現状マークを隠した理由も詳細も分からないので、何ともいえない」としている。
韓国による日本製品の不買運動が本格化したのが2019年7月。日本政府が安全保障上の理由から半導体素材の輸出管理強化に踏み切ったことがきっかけとなり、日本製品の不買やボイコットが呼びかけられた。日本のブランドが書かれた箱を踏みつぶすパフォーマンスも記憶に新しい。
ただ、日本製品を表だって身につけられない状況は以前からあったという。前出の室谷氏は「朴槿恵(パク・クネ)前大統領が韓国プロ野球の始球式に、日本のアシックス製の靴で出たことで猛攻撃を受けたことがある。今回の韓国選手も日本メーカーということを隠したかったのではないか」との見方を示した。