俳優のんさん創作のリボンアート展 兵庫・朝来の古民家で21日から
産業遺産を使ったツーリズムを提案するNPO「J-heritage(ヘリテージ)」(神戸市)が企画した。のんさんによると、自身が脚本監督、主演を務めた映画「Ribbon」のストーリーを練る中で、リボンアートを着想したという。のんさんは「ダークな物も、リボンというかわいい物で表現すると独特の味わいが出てくる」とリボンアートの魅力を解説した。
記者会見会場となった旧浅田邸(口銀谷銀山町ミュージアムセンター)には、バラバラになった絵をリボンでつなぎ合わせた「いつかの自画像と平井の作品」を展示した。コロナ禍中の美術大生の葛藤と友情を描いた同映画の中にも登場する作品を再構成。天井から垂れ下がる無数のリボンが目を引く。この他にも、こけしをリボンで装飾した新作「真っ赤童の部屋」など約40点が並ぶ。
鑑賞は29日までで、事前予約が必要。自由に散策するプランは2000円。フランス料理のランチ付き、宿泊付きコースもある。いずれも特設サイト(https://ikunoartstay.heritabi.com/)から予約できる。問い合わせはJ-heritageの前畑さん(080・7173・5245)。【幸長由子】