「HUNTER×HUNTER」冨樫義博の展覧会が六本木で開催、会場内部を初公開
冨樫は1989年から「週刊少年ジャンプ」に掲載されたラブコメディ作品「てんで性悪キューピッド」で連載デビュー。その後も「週刊少年ジャンプ」での連載をメインに活動し、「HUNTER×HUNTER」「幽☆遊☆白書」「レベルE」などの作品を世に送り出してきた。現在も未完となっている人気作「HUNTER×HUNTER」については、同氏の体調(腰痛)を理由に休載を繰り返してきたが、10月11日に約4年ぶりとなる連載再開が発表された。
同展では、直筆の漫画原稿やカラーイラストなど、総数350点以上の貴重な原画・制作資料を展示。会場は、「幽☆遊☆白書」「レベルE」「HUNTER×HUNTER」「奇生物の世界」「冨樫義博」と題した5つのエリアで構成される。音声ガイドには、バカリズムがナビゲーターを務めるほか、解説ナレーターとして「HUNTER×HUNTER」「レベルE」のアニメに出演してきた声優の浪川大輔が参加する。
「冨樫義博」エリアでは、初期作品の原稿やカラーイラストを展示するほか、最新の描き下ろしキーヴィジュアルイラストを展示。「幽☆遊☆白書」「レベルE」「HUNTER×HUNTER」の単行本表紙と写真を撮ることができるフォトスポットも設置している。そのほか、「ワンピース(ONE PIECE)」の尾田栄一郎、「鬼滅の刃」の吾峠呼世晴、「呪術廻戦」の芥見下々、「ジョジョの奇妙な冒険」の荒木飛呂彦、「東京喰種」の石田スイといた漫画家が寄贈した「冨樫作品」にまつわる描き下ろしイラストを祝福コメントとともに紹介する。
順路の最後には、同展の公式ショップを開設。受注販売となる複製原画やアクセサリーを含む90種類以上の展覧会オリジナルグッズを販売する。また、会場外にはカフェ「THE SUN&THE MOON」とのコラボレーションカフェ「Pieces Cafe」が会期中限定でオープン。代表3作品に関連する10品の限定メニューを提供し、コラボメニュー1品のオーダーごとにオリジナルコースターをランダムで1品配付する。
冨樫は同展開催に際しての直筆メッセージ内で読者への感謝の気持ちを綴った後「健康上の都合で歩みは遅いですが新たな足跡を残し続けていく所存です」と今後の抱負を語った。
入場料は一般が2000円、中学・高校生が1500円、4歳から小学生が1000円で、18歳以上の保護者1人につき4歳未満の未就学児1人の無料同伴入場が可能。同展は今後、大阪、福岡にも巡回を予定しているという。