長崎で精霊流し、故人送る 雨空の市街、爆竹の音 2022-08-15 初盆を迎えた故人の霊を、手作りの船で西方浄土へ送り出す長崎県の伝統行事「精霊流し」が15日、県内各地で行われた。長崎市の中心部では、雨が降ったりやんだりする中、和装の喪服やそろいの法被を着た遺族らが精霊船と共に練り歩き、悪霊を払うとされる爆竹の音が鳴り響いた。 精霊船は屋形船のような形で、大きいものは全長10メートルを超える。各家庭や自治体が遺影やちょうちんなどで思い思いに飾り付け、台車に乗せたり担いだりして港まで運ぶ。