クリスマスシーズンに着映える「ブルーの小紋」ドレス感覚コーデで華やかな場へ
ホテルでのパーティほどゴージャスさを求められないけれど、よそゆき感を醸したいときの装いには小紋の着物が役立ちます。生地に模様を繰り返して型染した小紋は、表した模様と地色によって着姿の雰囲気やテイストが変わります。可愛い印象から、きりりとクールなイメージまで、自分自身がどんな装いを楽しみたいかを考えて着物を選ぶといいでしょう。12月はクリスマスカラーの赤と緑で街が彩られます。そこで着映えするには、寒色系のブルーがおすすめ。近年人気が定着した水色や、納戸色などの濃い青まで、自分の肌色がきれいに見える色を選ぶとよいでしょう。
今回は、水色から群青色まで、ブルーをメインにしたコーディネートをご紹介します。
撮影=水田 学(NOSTY) ヘア&メイク=光倉カオル(ダイナミック) 着付け=小田洋子 モデル=atsuko 細谷理紗 撮影協力=ニコライ バーグマン 『美しいキモノ』2022年秋号より
デザイン化された蝶々が空にひらひらと舞うようなブルー系の小紋。落ち着いたアイボリーにパステルカラーの華文を表した織りなごや帯を合わせ、さりげなく「花に蝶」の取り合わせに。帯〆は濃い色を使って引き締めるのが大人のこだわりです。
<写真>着物、帯、帯〆、帯あげすべて(田園調布・秀や tel.03-6303-1050) バッグ/89,100円(カドゥ京都 tel.080-5328-5456) リング/660,000円(ポメラート/ポメラート クライアントサービス tel.0120-926-035)
上下から刺繡の花がリズミカルに顔をのぞかせるなごや帯を主役にしたコーディネート。刺繡で表された花はふっくらとした立体感が可愛らしい表情。ブルーやグリーンで大きく市松に染め分けられた小紋に合わせたフレッシュな取り合わせです。
<写真>着物(豊中・織元 tel.06-6849-5298) 制作(野口 tel.075-211-3551) 帯(福和商事 tel.03-3661-2467) 帯〆(龍工房 tel.03-3664-2031) 帯あげ(衿秀 tel.075-221-8706) バッグ/119,900円(トリー バーチ/トリー バーチ ジャパンtel.0120-705-710) イヤリング/333,000円(TASAKI tel.0120-111-446)
今回ご紹介した2つのコーディネートは、帯〆や帯あげなどの小物にも暖色を使わず、ブルーや黄色を用いることで統一感を生んだ、洋服感覚の着こなしです。