黄金の稲穂、竿灯まつりが開幕 大雨被害の秋田、希望の光に
竿灯の数は256本で、昨年から18本増えた。大きなものには46個のちょうちんがぶら下がり、長さ約12m、重さは約50キロにもなる。「差し手」と呼ばれる男衆が、竿灯を額や腰で支える妙技を披露すると、観客から拍手と歓声が上がった。8歳の娘と訪れた秋田市のパート従業員鈴木友希さん(41)は「すごい迫力。秋田が盛り上がっている」と言い、感激した様子だった。
下肴町竿灯会で、はやし方の責任者を務める斉藤紀子さん(45)は大雨で車が水に漬かり、周囲に被災者が多い。「複雑な思いだけれど、後から振り返って竿灯があって良かったと思えるようにしたい」と話す。
新型コロナ感染防止策による制限のない通常開催は4年ぶり。6日まで。