知ってる?! 「1.5℃」の約束 世界が注目 初のメディア連携キャンペーン
キャンペーンには、国連の枠組み「SDGメディア・コンパクト」加盟社のうち、産経新聞社を含む新聞、テレビ、ラジオ、インターネットメディアなど全国約150の社・局が参加している。11月18日までを強化月間としており、同センターもPR動画を全国12都市の街頭ビジョンで放映している。
グループや会社の枠を超えて発信に力を入れるところもある。NHKと民放キー局計6局は、人気アナウンサーやマスコットが総出演するオリジナル動画を共同制作。国連総会のSDGメディア・ゾーンにもオンライン出展し、話題となった。
SDGメディア・コンパクトに占める日本メディアは全294社のうち192社で、約65%を占める。同センターも「メディアによる発信は、SDGsの認知度向上に大きく貢献している」と評価する。
キャンペーンは加盟社との勉強会や意見交換を丁寧に重ねて練り上げた。根本かおる所長も「規模を問わずさまざまなメディアが参加し、連携し合う、大変珍しいムーブメントになった。多くの人が気候変動に関心を持つきっかけになれば」と期待している。
(取材協力 国連広報センター)