パンで世界の食文化を知る!各国の名物パンが揃う新店。
様々な国の伝統的な朝ごはんを提供する〈ワールド・ブレックファスト・オールデイ〉が、〈世界のパン「パダリア」〉を開いた。なぜ、パン屋なのか? オーナーの木村顕さんに聞いた。
「〈ワールド・ブレックファスト・オールデイ〉では、これまで約60か国の朝食を紹介してきました。パンを主食とする国は多く、パンひとつにその国の風土や歴史、気候、宗教などの特色が凝縮されていて面白い。これまで作ってきたパンのレシピがたくさんあるので、それをいつでも食べられる場所があればいいなと思ったんです」
日本人好みではなく、現地の味を再現するのがこだわり。大使館の職員や日本在住の現地出身の方に協力してもらいながら作り上げたパンの数々は、故郷を懐かしんで訪れる外国人ファンもいるほど。
「僕自身、本物を食べたことのないものもあるので、出身の方の声を大事にしています。店名はブラジルで親しまれているパン屋の形式にちなんで命名。ブラジル人にはそれぞれお気に入りのパダリアがあって、毎朝その日の朝食を買う習慣があるそうです。この場所も、朝の風景の一部になるような店を目指したい。日本のパン屋には珍しい対面販売なので、スタッフとの会話も楽しんでもらえたら」
パンと相性のいい週替わりのスープもラインナップ。スタンディングのイートインスペースもある。東京都渋谷区恵比寿西1-17-2-103 TEL 03 6416 1157。8時~19時(パンがなくなり次第終了)。不定休。