「くんのかい」「いや、こんのかい」 万葉集の恋歌を超訳し注目
こんのかい!
こんの?
くんの?
いや こんのかい!
お笑い芸人同士のやり取りのようにも見えるが、実は国内最古の和歌集「万葉集」の現代訳だ。こんな訳ばかりを収録した万葉集の〝超訳〟本「愛するよりも愛されたい」(文庫本サイズで税込み千円)が注目を集めている。作者は作家で1人出版社「万葉社」(高松市)の佐々木良社長(38)。社名が示す通りの思い入れの強さから「万葉集を若者にもっと広く、気軽に触れてもらえるように」と出版した。時代を超えても共感を呼ぶのは恋心か。