新しい滞在が楽しめるシティホテル40・京都編1
日本で3軒目のアマンが開業したのは洛北の鷹峯。江戸時代、琳派の創始者とされる本阿弥光悦が芸術村を築いた桃源郷のような場所だ。往時の森や希少な銘石が残る約24,000平米の敷地に点在するのは、日本旅館のような心地よさをもつ宿泊棟やパビリオン。苔庭を眺めるオールデイダイニングや日本料理に加え、天然温泉を備えたスパ、坐禅や茶道体験、敷地内でのヨガや水墨画体験など、アクティビティも好評だ。
京都府京都市北区大北山鷲峯町1 TEL 075 496 1333。全26室。2名利用で1室130,000円~。
インテリアデザインは、トニーチー・スタジオと竹中工務店。高台寺や清水寺など京の名所に近接するゲストハウスは、140年以上続く料亭〈山荘 京大和〉の敷地内にオープンした。歴史ある東山の丘に保存再生されたのは、江戸時代から残る茶室の建物や日本庭園。八坂の塔を望む「二寧坂ハウス」(写真)など、スイートルームは勾配天井から、庇、眺望へ繋がると広がりのある空間が特徴だ。壮大な夕景を楽しめるレストラン〈八坂〉や〈山荘 京大和〉など、和と洋の食を楽しめるのも魅力のひとつ。
京都府京都市東山区高台寺桝屋町360 TEL 075 531 1234。全70室。1室204,400円~。
京都随一の高台に建つ歴史的な小学校が、ノスタルジックなホテルに生まれ変わった。客室タイプは2つ。昭和8年(1933)に移転・新築した校舎のクラシカルな建築の魅力を残した既存改修部客室と、モダンな建築の増築部客室(写真)。デュカス・パリが監修するビストロ〈ブノワ 京都〉や、京都のバー文化のカリスマ西田稔が手がけた〈K36 The Bar & Rooftop〉で、贅沢な夜を楽しむのもいい。