4世紀の鍛冶工房跡発見、滋賀 農具修理に利用か 2022-01-03 滋賀県文化財保護協会は2日、古墳時代の集落跡だった出庭遺跡(滋賀県栗東市)で、4世紀ごろの鍛冶工房とみられる建物跡が4棟見つかったと発表した。集落遺跡から鉄製品が出土することは珍しく、小型の道具の製作や農耕具の修理が行われていたと考えられるという。 同協会によると、鍛冶工房とみられる建物跡は5~6メートル四方の大規模なものと、2.8~3.3メートル四方の小規模なものがある。いずれの建物跡にも床面に火を受けた跡があり、中心部は千度前後の高温に達していたと考えられるという。