作家で詩人の森崎和江さんが死去 95歳、「からゆきさん」など 2022-06-18 日本から南方へ売春婦として売られた女性を描いたノンフィクション「からゆきさん」などで知られる作家で詩人の森崎和江(もりさき・かずえ)さんが15日午前0時15分、急性呼吸不全のため福岡県福津市の病院で死去した。95歳。旧朝鮮生まれ。葬儀は近親者で行った。喪主は長男松石泉(まついし・いずみ)さん。 1958年に福岡・筑豊の炭鉱地帯で詩人谷川雁さんらと文芸誌「サークル村」、59年には女性交流誌「無名通信」を創刊。炭鉱の女性労働者から聞き書きした作品を発表し「からゆきさん」で大きな反響を呼んだ。他の著書に「海路残照」「語りべの海」など、詩集「ささ笛ひとつ」など。