「冨樫義博展 -PUZZLE-」明日開幕。漫画界屈指の才能に迫る
-PUZZLE-」が、森アーツセンターギャラリーで開催される。会期は10月28日~2023年1月9日。
冨樫義博(とがし・よしひろ)は1966年山形県出身。『週刊少年ジャンプ』にて『幽☆遊☆白書』(1990~1994)『レベルE』(1995~1996)、『HUNTER×HUNTER』(1998~)などの連載作品でヒットを連発し、幅広い世代から人気を集めてきた。
本展では、冨樫直筆の原稿やカラーイラストをはじめ、350点以上の貴重な資料が展示される。展示空間は、プロローグ、「幽☆遊☆白書」、「レベルE」、「HUNTER×HUNTER」、「“奇”生物の世界」、「冨樫義博」の6つのエリアで構成されている。
作品ごとのエリアでは、ストーリーとキャラクターはもちろん、こだわりの描写についても紹介。さらに、「HUNTER×HUNTER」エリアでは、これまで公開されたことのない、作品に登場する特殊能力・「念能力」の設定資料が特別に展示される。
「“奇”生物の世界」エリアは、各作品で描かれた奇怪なデザインながら愛すべき生物たちを集めた特別展示コーナー。
「冨樫義博」エリアでは、冨樫による最新の書き下ろしイラストに加え、冨樫作品に魅了された大人気マンガ家から届いたイラスト・メッセージも鑑賞できる。参加作家には、荒木飛呂彦(『ジョジョの奇妙な冒険』)、芥見下々(『呪術廻戦』)、石田スイ(『東京喰種トーキョーグール』)尾田栄一郎(『ONE
PIECE』)、吾峠呼世晴(『鬼滅の刃』)らが名を連ねている。各作家が、どの作品のイラストを寄せているかは、会場を訪れてその目で確かめてほしい。
展示作品のほかにも、冨樫作品の大ファンでもある芸人のバカリズムがナビゲーター、声優の浪川大輔が解説ナレーターを務める音声ガイドや、公式図録、90展以上もの展覧会限定グッズ、人気作品にちなんだフード・ドリンクを提供するコラボカフェ「Pieces
Cafe」などが用意されている。
ファンにとってはもちろん、訪れれば冨樫作品を読破したくなる魅力満載の展示空間を、ぜひ堪能してほしい。