さいたま国際芸術祭 10月7日開幕
芸術祭のテーマは「わたしたち」。芹沢高志プロデューサーは「芸術祭の多様性を議論できる時代。その多様性を含め、いろんなアートの楽しみを感じてもらえたら」と話した。
芸術祭には全盲の写真家、白鳥健二さんや英国現代アートのアーニャ・ガラッチオさんら、国内外の多様なアーティストが参加。ディレクターを務める「現代アートチーム 目[mé]」の荒神明香さんは「どの作家も独自の世界観があるので、どの作品も見てほしい」と力を込めた。
また市内で長く創作活動を行っているアーティストらが「市民プロジェクト・キュレーター」となって展開するプログラムもある。市内に点在する大宮盆栽美術館、漫画会館、岩槻人形博物館、鉄道博物館に「現代アートのスパイスを加えて、日頃と違った感覚を楽しむ〝味変企画〟」という「アーツさいたま・きたまち」などがそれだ。
清水勇人市長は新型コロナウイルスの影響を受けた市民らに対し「ポストコロナのシンボリックなイベントにし、皆さんを芸術祭を通じて元気になるようにしたい」と話した。
チケットは1日券が一般1500円、期間中のフリーパスは同4千円。さいたま市民は割引がある。高校生以下などは無料。