再びの顔合わせ、羽生九段と永瀬王座の一戦は角換わりに<竜王戦本戦準決勝>
永瀬王座は1組3位での本戦入り。本戦の初戦は豊島将之九段との戦い。藤井聡太竜王も注目していた好カードで、終盤の競り合いで好機を逃さなかった永瀬王座が、踏み込む寄せで白星をつかんだ。
ランキング戦1組準決勝でもあったカードで、その時は羽生九段が制している。本局は羽生九段が下座に入り、永瀬王座が駒箱を手にして、駒を並べた。
振り駒で羽生九段が先手になり、ゆったりとした手つきで飛車先を突いた。戦型は角換わり。後手の永瀬王座が早めに6筋の歩をぶつけて動いた。(吉田祐也)