藤井新棋王、最年少で六冠 20歳8カ月、史上2人目

八大タイトルのうち六つを獲得し、全冠制覇が現実味を帯びてきた。タイトル同時保持の最多は羽生九段が1996年、7タイトル時代に達成した全七冠。これまで、六冠の最年少は羽生九段が94年に樹立した24歳2カ月だった。
残るは名人と王座のタイトル。4月5、6日に開幕する名人戦7番勝負は渡辺名人への挑戦を決めている。例年9、10月に5番勝負が行われる王座戦では初挑戦を目指す。
藤井新棋王は通算タイトル獲得数を13期とし、歴代7位の佐藤康光九段(53)と並んだ。タイトル戦の出場は13度目となり、これまで失敗なく全て制している。