仏、黒の画家「時代を超越」 スーラージュ氏国家追悼 2022-11-02 【パリ共同】10月25日に102歳で亡くなったフランスの画家ピエール・スーラージュさんを追悼する国家式典が2日、パリのルーブル美術館の中庭で行われた。マクロン大統領は演説で「存命中から古典と見なされた(画家だった)。時代を超越していた」と「黒」の探求で知られた抽象絵画の巨匠の死を悼んだ。 式典には夫婦として約80年を共に過ごした妻のコレットさん(101)や閣僚、美術関係者が出席。スーラージュさんは黒色に反射する光も追求したことを踏まえ、マクロン氏は「国は喪の黒に覆われているが、そこに光を見いだすことを教えてくれた。譲ることのできない贈り物だ」と述べた。