動画で生き物への思い発信 「ムツゴロウ」畑正憲さん
ユーチューブチャンネル「ムツゴロウの656」は、畑さんが波瀾万丈の人生を振り返りながら動物たちとのエピソードを生き生きと話す姿が印象的だ。タイトルは「ムツゴロウ」の語呂合わせで656回を目指したが、3月26日公開の104回が最後となった。
畑さんが監督を務めた映画「子猫物語」でナレーションを担当したフリーアナウンサーの露木茂さんは「『君の音は片仮名に聞こえるから、平仮名のように柔らかくしてほしい』と言われたのをよく覚えている。そういう独特の感性を持った、優れた方でした」と振り返る。「いつもにこやかで、動物も人間も同じように慈しんでくれた」
エンタメライターの広川峯啓さんは「(テレビ番組で)畑さんが愛情を持って動物と触れ合う姿を見て、動物への憧れを感じたり、接し方を学んだりした子どもも多いのではないか」と語る。