夏こそ着物でお出掛け!ホテル、歌舞伎座…シーン別おすすめコーディネート4
撮影=長友善行 ヘア&メイク=光倉カオル(ダイナミック) 着付け=奥泉智恵 モデル=林田岬優 細谷理紗 『美しいキモノ』2022年夏号
この夏も充実の演目が次々と発表される歌舞伎座へ。歌舞伎観劇に選びたいのは、お芝居の世界にどっぷり浸れる古典柄の着物です。お芝居や歌舞伎俳優にちなんだ柄を選んだり、観劇仲間とドレスコードを決めたりすると、観劇の楽しみがさらに広がります。
■淡い藤色がシックでさりげなく際立つ着物(写真右)
淡い藤色の絽の地に、七宝を連ねた横段が入った上品な付けさげ。市松模様の上に大胆に花と葉を配した紗の袋帯が、個性的な雰囲気をかもします。小物は白を中心にして、都会的で涼しげなコーディネート。
<写真>着物、帯、帯〆、帯あげ/田園調布・秀や バッグ/山﨑 ぞうり3万1900円/伊と忠
■物語のある着物でお芝居の気分を盛り上げて(写真左)
玉子色の駒絽地の付けさげは西本願寺所蔵の『三十六人家集』の料紙をモチーフにした柄。墨色地に切取唐草文様の紗地本袋に引箔を引いた夏帯で引き締めて。能装束の生地で作ったバッグを合わせました。
<写真>着物/野口(tel.075-211-3551) 帯/西陣まいづる 帯〆と帯あげ/さんび[荒川] バッグ/アトリエ花傳 ぞうり/神田胡蝶
七月大歌舞伎
2022年7月4日(月)~29日(金)
休演:11日(月)、20日(水)
第一部 午前11時~
通し狂言 當世流小栗判官(とうりゅうおぐりはんがん)
第二部 午後2時40分~
夏祭浪花鑑(なつまつりなにわかがみ)
新歌舞伎十八番の内 雪月花三景(せつげつかみつのながめ)
第三部 午後6時30分~
風の谷のナウシカ 上の巻ー白き魔女の戦記ー
出演:市川猿之助、尾上菊之助、市川海老蔵ほか