【今年の浴衣選び】トレンドとコーデのポイントは?「色」で選ぶコツをプロが解説
撮影=桂太(フレイム) ※価格は税込み。
ゆかたには、さまざまな色のバリエーションが揃います。絹の着物に比べて約束事が少なく、お値段もお求めやすいことから、和装初心者の方でも気軽に楽しむことができます。そのため、ご自身がイメージされるゆかた姿に合わせて、多彩な色のなかから自由に好みのものを選ぶことができるのも楽しみのひとつといえます。
2023年の今シーズン、ブルーや紺、白を基調としたものが目につきます。これらは、もともとゆかたの伝統的な染め技法でよく使用される色ですが、柄の色の種類を増やさずまとまり感を出したスタイルが最近の特徴と感じます。
<写真>団扇に萩を添えた、古典美溢れる紺地の浴衣。着物から色を引き、グリーンや水色のラインの入った半幅帯を合わせてしっとりした雰囲気に。浴衣41,800円 帯49,500円 2点とも(新宿髙島屋)
帯合わせは、あえて色数を増やさないコーディネートにするとクールな印象に、逆に反対色などのアクセントカラーで合わせると目を引く新鮮な印象になり、色合わせによって違った雰囲気を演出することができます。紺地は伝統的なゆかたのイメージがあり、着姿がいっそう映えるのではないでしょうか。
<写真>紺地の浴衣に、麻素材の赤い帯でメリハリをつけたコーディネート。浴衣41,800円 帯19,800円 2点とも(新宿髙島屋)
近年洋服のファッションでもブームになっている、中間色とされるニュアンスカラーを使ったものも、今年の\