原発事故テーマの朗読劇、映像化 中村敦夫さん熱演、自ら脚本
朗読劇「線量計が鳴る」は、元原発技師の老人が人生を振り返りながら、事故時の写真を交えて原発の危険性を訴える内容。小中学校時代を福島県いわき市で過ごした中村さんが自ら被災地を取材して脚本を書いた。
2016年に始めた上演は20年までに全国で95回に上った。その後、上演が中断。日本ペンクラブで中村さんと同じ環境委員会に所属する住友達也さん(65)らが映像化を企画し、クラウドファンディングで費用約280万円を集めた。
中村さんは「ウクライナ侵攻でも原発が戦争の道具に使われている。原発はなぜ危ないか、感情論ではなく科学的に知ってほしい」と語る。
DVDは1650円。西日本出版社や通販サイトのアマゾンで購入できる。