『開催への批判が止まぬ中、ついにテレビが「東京五輪特番」を連発しはじめたワケ』へのユーザーの意見まとめ
【写真】日テレが失速したのは、「あの番組の打ち切り」が原因かもしれない
さらに、その矛先はテレビにも向かっていた。「これまで情報番組でさんざん不安をあおり、開催を危惧してきたくせに、いざオリンピックがはじまったら手のひら返しでお祭り騒ぎするのではないか」というダブルスタンダードをけん制する声がネット上に飛び交い、制作サイドは難しい対応を迫られている。
しかし、23日の開幕まで残り2週間あまりになり、ついにテレビ業界が動きはじめた。以下に主な番組を挙げていこう。
7日『東大王』(TBS系)で「五輪直前! 豪華メダリスト集結 史上初! 知識王VSアスリート王大激突SP」
8日『ニンゲン観察バラエティ モニタリング』(TBS系)で「オリンピック直前企画! アスリートモニタリング8連発!」
9日『首都圏情報ネタドリ! 』(NHK)で「迫る東京五輪・パラ 感染拡大は防げるか」
10日『炎の体育会TV』(TBS系)で「東京五輪直前3時間半SP」、『池上彰のニュースそうだったのか!! 』(テレビ朝日系)で「東京オリンピックアレどうなった!? 生解説」
11日『ジャンクSPORTS』(フジテレビ系)で「東京五輪開幕まであと12日浜田が激励の東奔西走3時間SP」
このほかでもフジテレビが18日に『東京五輪開幕直前マル秘スペシャル』(仮題)、テレビ朝日が20日に『金メダリスト総選挙』(仮題)、日本テレビが22日に『有働由美子プレゼンツ 東京五輪開幕特番』(仮題)など、各局が東京オリンピック関連特番を編成。
また、7日と9日のゴールデンタイムにTBSとフジテレビがバスケットボール日本代表の強化試合を放送するなど、競技中継も少しずつ増やしている。
はたして各局は、「開催の危機をあおる報道から一転して応援モードに入る」というダブルスタンダードのスタンスなのか。大会期間中、情報番組やダイジェスト番組の扱いはどうなりそうなのか。コロナ禍や世間の動きをどう見ているのか。業界内で見聞きした情報をもとにつづっていく。次ページは:「まずコロナ、次に五輪」の放送順前へ123次へ1/3ページ