3年ぶりの「都をどり」 大ざらえで舞披露 京都・南座
新型コロナウイルスの影響で、公演は3年ぶりの開催となる。今回は、コロナ収束の願いを込めた「泰平祈(たいへいのいのり)令和花模様」全8景。宮廷文化に触れながら、上賀茂神社(北区)や仁和寺(右京区)など皇室ゆかりの名所の四季を描き、同寺の桜を背景にフィナーレを迎える。
この日は関係者約800人が招かれ、京舞井上流、井上八千代五世家元の指導のもと、芸舞妓が振り付けや所作を確認した。初舞台となる舞妓の真未さん(17)は「お客さまも2年待ってくれはった中で、初舞台を踏めてうれしおす」と話していた。
1日3回公演で、1等席6千円、2等席4千円。問い合わせは祇園甲部歌舞会(075・541・3391)。