パリの建築コードを指先に。ブシュロン〈ヴァンドーム リズレ〉の新作が登場。
ブシュロンはパリのヴァンドーム広場に初めてブティックを構えた老舗ハイジュエラー。今や数多のジュエラーが軒を連ね、多くのジュエリーのデザインソースとなっているヴァンドーム広場だが、ブシュロンの〈ヴァンドーム リズレ〉コレクションはそれらとは一線を画する。
広場の八角形を反映した形状そのものはクラシックでオーソドックスなスタイルだが、〈ヴァンドーム リズレ〉が極めてモダンな印象なのは、エッジにブラックラッカー(ラッカーとは塗料の一種)を効かせているから。コレクション名の“リズレ”は、エッジやパイピングの意味を持つフランス語。このブラックラッカーもまた〈ヴァンドーム リズレ〉の重要なディテールであり、上品でエッジィなブシュロンらしさを表しているといえる。
新作はセンターストーンに、キャンディーのように鮮やかなモルガナイト、アクアマリン、トルマリンといったカラーストーンを配し、少女の頃に夢見たプリンセスが着けるような華やかな逸品に。キュートさとモードな潔さが共存し、可愛らしさと意志の強さを引き立ててくれるジュエリーとなっている。
新作には、センターストーンに2カラットのエメラルドカットのダイヤモンドをセットしたソリテール リングとネックレス、ブレスレットもラインナップする。白と黒で構成されたシンプルで潔いアールデコ調のデザインは、ブシュロンの得意とするところ。既存のイヤリングなどと組み合わせて、モダンなモノトーンスタイルを楽しむのもおすすめだ。
〈ヴァンドーム リズレ〉は、〈アルシテクチュールコレクション〉の中の1コレクション。“アルシテクチュール”とは建築のことで、各時代を彩る建築にインスパイアされたコレクションだ。ヴァンドーム広場の八角形のほかにも、パリの街にある円柱や、アパルトマンの床に用いられるヘリンボーン模様を象ったコレクションなどをラインナップし、時代を超えて愛されるパリの建築の魅力をきらびやかに表現している。新作ジュエリーで、足が遠のいてしまったパリの街に思いを馳せてはいかがだろう。
これまでに発表されたコレクションのアイテムや店舗情報などの詳細は、公式サイトを確認。