• Online Tools
  • - Calculators
    • Character Count
  • - Download
    • TikTok Download
    • DouYin Download
  • - Web Tools
    • BASE64
    • Base64 to Image
    • Image to Base64
    • URL Encoding
    • JavaScript
    • Timestamp
    • Unicode Converter
    • JSON Format
    • Modify Extension
    • Make List
    • CSS Optimizer
  • - Encryption Tools
    • MD5 Encryption
    • Random Generator
  • - Image Tools
    • Image Compression
    • QR Code Generator
    • QR Code Reader
    • Wallpaper Preview
    • Image EXIF
  • - Info Sheets
    • Blood Type Heredity
    • Clothing Sizes
    • app.tool_clock
  • [email protected]
DopuBox
  • English
  • Español
  • Français
  • 日本語
  • 한국어
  • 简体中文
  • 繁體中文
全部 ニュース Meta Code 文化・アート
【古典俳諧への招待】牡丹散(ちり)て打(うち)かさなりぬ二三片―蕪村
2023-05-21
【古典俳諧への招待】牡丹散(ちり)て打(うち)かさなりぬ二三片―蕪村

深沢 了子
俳句は、複数の作者が集まって作る連歌・俳諧から派生したものだ。参加者へのあいさつの気持ちを込めて、季節の話題を詠み込んだ「発句(ほっく)」が独立して、17文字の定型詩となった。世界一短い詩・俳句の魅力に迫るべく、1年間にわたってそのオリジンである古典俳諧から、日本の季節感、日本人の原風景を読み解いていく。第21回の季題は「牡丹」。
牡丹散(ちり)て打(うち)かさなりぬ二三片 蕪村
(1769年頃作、『蕪村句集』所収)

牡丹は初夏(5月初旬)に大輪の花を咲かせます。その姿は「花の王」と称され、画題としても好まれました。蕪村のこの句は、牡丹の豪華絢爛(けんらん)な美しさを、散り落ちた花弁によってとらえたところに特徴があります。「咲き誇っていた牡丹の花。いつのまに散ったのか、地面に2枚3枚と花びらが重なり落ちている」。花びらは散ってもまだみずみずしいのでしょう。そしてその上、低い枝の先には、今にも崩れ落ちそうな危うい花の塊があるのです。

「散て」は「ちって」ではなく「ちりて」。蕪村自身が平仮名で書いた資料が残っています。5・7・5音ではなく6・7・5音と字余りになりますが、そのなだらかな調べが、ひっそりと静かに花弁の散るさまを感じさせます。蕪村の弟子の几董(きとう)は、ただ散ったのではなく「打かさなりぬ」としたのが工夫で、「ニサンペン」と音読みの文字を使ったのは題の「牡丹」(ボタン)の響きに合わせたからだと解説しています。見たままを素直に詠んだのではなく、細かな計算が行き届いた句です。

さてこの牡丹は何色でしょうか。白牡丹の清らかさも捨てがたいですが、蕪村の牡丹は基本的に赤色のようです。他を圧倒する赤い花の美しさを好んだのでしょう。例えば、「閻王(えんおう)の口や牡丹を吐んとす」(『蕪村句集』)という句は、閻魔大王が牡丹を吐き出そうとしているという奇想天外な表現で、見る者に迫ってくるような真っ赤な花の勢いをとらえています。
深沢 了子
聖心女子大学現代教養学部教授。蕪村を中心とした俳諧を研究。1965年横浜市生まれ。東京大学大学院博士課程単位取得退学。博士(文学)。鶴見大学助教授、聖心女子大学准教授を経て現職。著書に『近世中期の上方俳壇』(和泉書院、2001年)。深沢眞二氏との共著に『芭蕉・蕪村 春夏秋冬を詠む 春夏編・秋冬編』(三弥井書店、2016年)、『宗因先生こんにちは:夫婦で「宗因千句」注釈(上)』(和泉書院、2019年)など。

ソース元URL:https://news.yahoo.co.jp/articles/4557a601728c490dbcde27e293ac93c6bc840392

Other Tools
  • Character Count TikTok Download DouYin Download BASE64 Base64 to Image Image to Base64 URL Encoding JavaScript Timestamp Unicode Converter JSON Format Modify Extension Make List CSS Optimizer MD5 Encryption Random Generator Image Compression QR Code Generator QR Code Reader Wallpaper Preview Image EXIF Blood Type Heredity Clothing Sizes app.tool_clock
  • <司書のコレ絶対読んで>「王さまと九人のきょうだい」君島久子訳、赤羽末吉絵
    2024-05-29

    藤子・F・不二雄の名言「ありそうもない話をありそうに描きたい」【本と名言365】
    2024-05-29

    一力が本因坊初防衛
    2024-05-30

    『ボールアンドチェイン』南Q太著 評者:三木那由他【このマンガもすごい!】
    2024-05-30

    入試問題は白黒です 「わかりやすさ」「カラフル」は逆効果、自分で図を書くべし 桜井信一の攻める中学受験
    2024-05-31

    【光る君へ】平安時代、強烈なエピソードで知られた2人の受領とは
    2024-06-01

    【大河ドラマ「光る君へ」本日第22話】紫式部と清少納言は「顔を合わせていなかった」?
    2024-06-01

    ポール・オースターの名言「けれどオニオンパイの味は…」【本と名言365】
    2024-06-02

    文科相、佐渡金山の果報待ちたい ユネスコの評価、近く判明
    2024-06-03

    写真家たちは強大な権力の抑圧にどう抗ったのか。バルト三国の写真家に焦点を当てる展覧会をレポート
    2024-06-04

    「ロバート」秋山さんが鳥取PR イリュージョニストに扮し
    2024-06-04

    稀代のピアニスト、マルタ・アルゲリッチの伝説の始まりはこの1曲から【クラシック今日は何の日?】
    2024-06-04

    特別展 「工芸的美しさの行方―うつわ・包み・装飾」が東京と京都で開催。日本の美術工芸を世界へ 
    2024-06-04

    第34回福岡アジア文化賞受賞者が決定。大賞は真鍋大度
    2024-06-04

    お台場エリアを舞台に新芸術祭「東京お台場トリエンナーレ 2025」が誕生
    2024-06-05

    週末見たい展覧会5選。今週はTRIO展、吉田克朗展、建築の構造デザインに焦点を当てた展覧会など。【2024年6月第2週】
    2024-06-05

    「安全だと誰も言わない万博」爆発事故で教職員組合 大阪府に子供無料招待中止申し入れ
    2024-06-04

    子供と行きたいおすすめ美術館【東京編】。子連れ、親子でアートを楽しもう!
    2024-06-06

    なぜ、いま「先住民の現代アート」なのか? 『美術手帖』2024年7月号は、「先住民の現代アート」特集
    2024-06-06

    もしあの時に戻れたら…歌人・穂村弘が話題書『迷子手帳』で明かす、今も忘れられない「失敗」
    2024-06-07

    ©  Dopu Box
    💛