国際文化会館のアドバイザーに長谷川祐子が就任。アートやデザインを融合し新たな可能性を提示
国際文化会館は、これまで「日米芸術家交換プログラム」「IHJ
アーティスト・フォーラム、Architalk~建築を通して世界をみる」「アジール・フロッタン復活事業」「都市のグローバルシステム比較研究」など、数々の芸術プログラムを実施してきた。
同館は、2022年7月に一般財団法人アジア・パシフィック・イニシアティブとの統合を経て、「多様な世界との知的対話、政策研究、文化交流を促進し、自由で、開かれた、持続可能な未来をつくることに貢献する」とそのミッションを再定義した。
ミッションの実現に向け、国際文化会館のモダニズム建築の傑作と称される建物、歴史ある日本庭園(港区名勝)、施設、会員組織、地経学やイノベーション、サステイナビリティといったプログラムと、アートやデザインの力を融合。人が集まる国際文化会館を舞台に新たな可能性を探求していくという。
長谷川は就任にあたり次のようにコメントしている。
どんどん画一化される社会において、つながり、共感することの喜びをもたらすアートは、理論を超えた言語であり、五感と身体を通したコミュニケーションを可能にします。
現代においてアートや建築の役割はますます重要になってきており、その媒介者であり関係を形成するキュレーターの役割も同様ですアートと建築のプログラムは、現在の問題に対してオルターナテイヴを提案する創造性、人種やジェンダー、貧富の差を超えてこれを包摂する多様性、視覚中心の現代において有効なコミュニケーションツールとして、国際文化会館におけるすべてのプログラムと関係を形成していきます。