『木下富美子都議への追及 代理人弁護士が “いじめ” と断罪「教育現場に悪影響をおよぼす」』への皆さんの反応まとめ
【写真】胸元ざっくり赤ワンピの木下富美子都議
「小池都知事と直接お話をさせていただき、また支援者の方にもご相談をし都議会議員の職を辞することを決断をいたしました」と政治の師と仰ぐ小池氏の助言があったという。また「今回の不祥事を乗り越えて再出発する時には『相談に乗る』と言っていただいた」と話した。
刑事訴追(無免許運転)では「捜査に関わることはお話しできない」、議員として「説明責任」の板挟みに苦しんだという木下氏。体調不良を理由に議会に出席せず〝雲隠れ〟していたことに「出席するのが仕事ではない」ときっぱり。辞職決断の理由として「齢85に至る父の安全が脅かされる状態になりました」と家族にまでおよぶ批判があったと主張。「任期の間、都議を続けたいと、仕事をしたいと願ってきましたが、仕事をさせてもらえない現実が前日の委員会出席拒否で明らかになりました。仕事がしたいにもかかわらず、させてもらえない理不尽な事態に悩みました」と思いを述べた。
同席した代理人弁護士は木下氏の説明の後、「議会の対応についてひと言、お話させていただきます」として「委員会出席拒否」に言及。「木下に関しては召喚状が3回出され、11月9日に登庁し、委員会に出席しましたが、他の議員は退席し、委員会は開催されませんでした。木下を議会に呼んでおき、出席したら木下以外の議員が委員会をボイコットする。私も一都民ではございますが、その立場から見ると『仕事をさぼっているな』」と議員のボイコットを問題視。
続けて「木下は都議会から2度にわたる議員辞職勧告を受けております。これに対しては重く受け止めるものであります。しかし。これが勧告であって強制力はございません。議員を辞職するかどうかの判断は、あくまでも議員本人の判断によるものと理解しております。今回、木下は議員辞職しますが、木下のような不祥事を起こした議員を辞職させるためには、刑事裁判の結果、選挙権を失った場合、リコールによる場合、議会での除名処分による場合、この3つしかございません」と説明。
「除名処分につきましては、出席停止処分とともに司法審査の対象となり、議会多数派が少数派を安易に議会から排除することがないよう、歯止めがかけられております。今後、不祥事を行った議員を辞めさせたいのであれば、議会や委員会等で辞職勧告に従わなかった議員を無視するような〝いじめ行為〟をするのではなく、法律上の適正手続きに従って辞職させることができるよう法律を整えたらいかがでしょうか」と提案。
「木下の議会での様子を見ていると、学校や職場で見られる〝いじめの構造〟と同じに見えてなりません。日ごろ、いじめ撲滅を唱えていると思われる議員の方々の、このような実際の姿を見せつけられると、日ごろの言動に対する信頼性が損なわれると考えますし、教育現場や職場などに悪影響をおよぼすものと思われてなりません」と議会、他の都議の行動に苦言を呈した。東京スポーツ