美術館を巡るように、〈ザ・リッツ・カールトン京都〉でアートを楽しむ滞在を。
名和の作品のすぐそばには、デビット・スタンリー・ヒューエットの新作《無我》が。2023年の1月に展示に加わった、〈ザ・リッツ・カールトン京都〉のアートコレクションの中で1番新しい作品だ。アメリカ出身で、空手や陶芸を通じた日本文化に影響を受けた作品で知られるヒューエット。《無我》は彼の代表的な作風である、金箔を貼ったキャンバスに筆で黒のペイントを施したアート。1階ロビーの中でも強い存在感を放ち、来訪客を出迎える。
フロント横のソファスペースに飾られるのは、三嶋りつ恵《月の光》。京都の竹林から着想を得たというこの作品は、三嶋が制作の拠点とするヴェネチアのガラスで作られている。光を通して繊細に輝く様はまさに月明かりのようで、静謐な時間を演出する。