「大太刀兵法」は一族相伝 豪傑武将・真柄の新資料 2022-04-12 大太刀を振り回し戦国随一の豪傑として知られる武将真柄十郎左衛門の新資料を福井県立歴史博物館(福井市)が発見した。これまで知られていた真柄直隆に加え、父家正も十郎左衛門を名乗っていたことから、父子が1人の人物として伝承されたことが判明。先陣で大太刀を振るう兵法は直隆の祖父が創始者で、一族が代々相伝していたことも分かった。 十郎左衛門は、戦国時代に現在の福井県北部に当たる越前を治めた朝倉義景に仕えた。身長約2メートルの巨漢で、約3メートルの大太刀を使う怪力だったと伝わる。 新資料は江戸時代に福井藩に医者として仕えた十郎左衛門の子孫が記した「真柄氏家記覚書」。