『『サラリーマン川柳』優秀100選が決定 リモートワークならではの“あるある” 流行語とかけた一句など』への皆さんの反応まとめ
【画像一覧】“あるある”や流行語とかけた一句も…優秀100句
新型コロナウイルスの影響を受けて導入企業が増加したテレワークだが、新しい働き方として継続中の企業も多い。昨年に引き続き、サラ川優秀100句にもテレワークをテーマに詠んだ作品が多数入選した。会議にペットが映り込んでしまった様子を詠んだ作品や、通勤の手軽さを巧みに表現した川柳のほか、リモート会議でのちょっとした照れくさい体験など、秀逸な一句が寄せられた。前回は慣れないテレワークへの戸惑いを詠んだ作品が多かった印象だが、今回はほっこりとした出来事や前向きな川柳が多かった。
健康をテーマに詠んだ作品は、もはやサラ川ではお馴じみのお題に。今回も外出自粛による自身の運動不足を省みる作品が優秀100句に選ばれた。一方で飲食店のアルコール提供の制限、職場の飲み会自粛の結果、「肝機能がV字回復した」といった句も寄せられ、自粛生活のおかげで、むしろ健康になった人もいたようだ。
さらに、新型コロナウイルスが未だ猛威を振るう中、ついに日本でもワクチン接種が開始。接種開始初期には“副反応”が注目の的になり、優秀100句にもワクチン接種と絡めた作品が多数入選。「副反応はもうこりごり」とそのつらさを嘆く作品がある中、「副反応で、若さ自慢」といった川柳もあった。
そのほか、昨年流行語大賞トップ10にも選出された「うっせぇわ」。世間に強いインパクトを残した、このキラーワードを盛り込んだ作品がサラ川優秀100句にもランクイン。上司や家族に感じたモヤモヤを直接相手に伝えられずに、心の中で「うっせぇわ」と叫ぶことで吹き飛ばしている様子を詠んだ作品が多くの人の共感を呼んだようだ。
なお、きょう27日より、全国優秀100句の中から第35回サラリーマン川柳コンクールベスト10を決める投票を実施する(3月18日 投票締切)。ベスト10は、2022年5月下旬に発表する。
■第35回サラ川優秀100句は以下のとおり
作品(雅号)
『ズーム中 ペット参加で 盛り上がる』(犬家猫)
『オンライン 不利になるたび オフライン』(いくじなし)
『会議中 宅配無視して 妻怒る』(猫兵)
『デジタル化 しますと紙で 通知する』(IoT推進部)
『滑舌の 悪さをSiriで 思い知る』(たまさん)
『いつまでも 続く黙食 我が家だけ』(ミツナシ)
『つなぎたい 親は絆で 子はwi-Fi』(遅れてきた猫☆)
『このスーツ 出社するとき 入るかな』(コロナ太り)
『ウイルスも 上司の指示も 変異する』(K・U)
『テレワーク たまの出勤 旅支度』(84男)
『あいさつは もう打ちました? 熱は出た?』(39℃超え若ぶりおじさん)
『にこやかに マスクの下で 「うっせぇわ!」』(ヨッシー)
『一人だけ 背景宇宙な 一年目』(けんちゃん)
『家飲みで あふれる缶に 妻カンカン』(あらカンカン)
『ゴン攻めで ビッタビッタの 初駐車』(くまごろう)
『距離を取り 小顔に見せる WEB会議』(しーしー)
『マスクとる 緊急事態 ノーメイク』(ちろすけ)
『フリーズの 部下の隣で はしゃぐ猫』(大根役者)
『自粛して 家での晩酌 皆勤賞』(たかちほ)
『娘とは アクリル板より 厚い壁』(ちく)
『誰だっけ? 職場で頼りは 座席表』(コロナ渦下)
『初出社 入社二年で 初対面』(永利庵)
『良い意見 したあと言われる 「ミュートです」』(ぴろし)
『何処に居る? みんなマスクの 運動会』(ペンさん)
『在宅で 仕事辞めたの お父さん』(詠み人知らず)
『二刀流 やり抜く妻は MVP』(妻感謝)
『医者に行く 換気良すぎて 風邪を引く』(宇治十帖)
『ふところが 寒いもともと キャッシュレス』(船橋ブンさん)
『長時間 マスクと説教 耳痛し』(酔っぱらい)
『バスケ・父 勝敗わけた リバウンド』(祝女子バスケ銀)
『エコバック 毎度忘れて 小銭ロス』(よしにゃん)
『在宅で いつしか妻が 管理職』(抹茶坊主)
『「ただいま」と 声を聞くなり 妻マスク』(ぱいきんまん)
『リモートの 会議に映る 生活感』(はまころ)
『夫婦して 子供机で テレワーク』(吉 哉郎)
『スクスクと 育つ孫見る スマホ越し』(遠方のジイ)
『在宅で トイレも含めて 55歩』(けとん)
『指よりも 喉に浴びたい アルコール』(昭和生まれの令和人)
『誤って 上司のコメント ハート押す』(テレワクワク)
『おやじギャグ 父で抗体 作っとく』(つべる)
『「母さん」で バレたオレオレ うちは「ママ」』(桂)
『蟹食えば みんな自然と 黙食に』(禁煙1日目)
『お年玉 チャージ希望と 孫ライン』(何のことやら)
『シェアオフィス マジか!部長と 二人きり』(ユタカ49号)
『巣ごもりで MからLに 服反応』(ダイエット)
『コロナ禍で 初めて食べる 父ごはん』(嘱託人)
『アナログ派 財布の厚みで すぐパレる』(ポンレスハム)
『味よりも カロリーよりも 映え重視』(お年頃の娘を持つ親)
『「シュウカツ」や 君はスタート 俺ゴール』(一枚岩)
『あっ、マスク! 降りた階段 また登り』(花園の迷宮)
『プレゼンも 無観客なら 饒舌に』(勤務ダル)
『リモートの 背景だけで 行くハワイ』(巣ごもり親父)
『誘い断つ 理由に困る コロナ明け』(波乗り介)
『テレワーク 解除で妻が 福反応』(風信子)
『スケボーを する子見る目が 変わる夏』(二代目ヒゲだるま)
『ウーバーで 今日もカロリー オーバーに』(エミテンわ)
『やっぱりね 亭主出勤 留守がいい』(妻の本音)
『PayPayで!「使えるんだ?」と我が娘』(一生妻の副官)
『ひとり飯 時代が俺に 追いついた』(竜人)
『お肌より 副反応で 若さ自慢』(おおやん)
『自粛中 まだ見ぬ孫が もう歩く』(初爺ちゃん)
『久しぶり 妻とお出かけ 接種場』(さごじょう)
『SDGs 掲げた我が社 持続せず』(千流迷塵)
『マスク顔 確信持てず 見つめ合う』(福笑い)
『検温で 測れぬ妻の 冷たさよ』(たじろいだ端末)
『デジタル化 立場逆転 父娘』(寅命)
『zoom飲み 呼ばれないまま ブーム去り』(うなじゅう)
『テレワーク めざまし時計 八時半』(ばんこ)
『なかぬなら 膝に猫乗せ ウェブ会議』(リモート人)
『「おかえりー!」と 駆け寄る片手に 除菌剤』(娘がいちばん!)
『ミュートです ツッコむ自分 マイクオフ』(ニーマン)
『打ちました!ワクチン?いいえ 大谷さん』(リモートも下座)
『“聞こえてる?”“聞こえてません”と なぜ言えた?』(紅の星)
『「久しぶり!」なんか違和感 マスクなし』(虎の子)
『一日中 チャットでやりとり 会話ゼロ』(けぇずこ)
『はしご酒 リモート部屋から リビングへ』(ハルル)
『ネコの手が デリート押して ファイル消え』(にゃん)
『乾杯で マスク取ったら どちら様』(ロバの耳)
『コロナ禍で V字回復 肝機能』(γ-GTP改善男)
『通勤は 襖一枚 約二秒』(天和)
『宣言が 明けたら行こうが 逃げ文句』(佐久間の大工)
『飼い犬が 部長にシャウト Web会議』(うーるちゃん)
『うっせぇわ それは歌なの? 僕になの?』(Aho)
『WEB会議 知った亭主の 低い地位』(石笑)
『恋心 マスク外せば 花と散る』(ちゃかしっこ)
『最後まで 顔を会わさず 送別会』(3年目のリモート社員)
『セルフレジ 店員呼んで ヘルプレジ』(つじGUCCI)
『「パパいるの!」 在宅続き 「またいるの?」』(りんもり)
『8時だよ!! 昔は集合 今閉店』(山のパン屋)
『ソロキャンプ 密避け・熊避け 家内避け』(ペイライナー917)
『ワクチンの 副反応よ もうデルナ』(青き民)
『うっせえわ 夢の中だけ 妻に言う』(島根のぽん太)
『オリパラで 始めた運動秋終わる』(多苦労)
『女房も 子供も見てる 照れワーク』(トショボク)
『アイドル級 予約が取れない 接種券』(たまらんや)
『リモートじゃ ないのにフリーズ 妻の前』(ボンプ屋のポン)
『キャンプより ソロ味わえる ウチの中』(だいちゃんZ!)
『ご飯よと リモート会議 声響く』(ニャイガーマスク)
『円満の 秘訣は出社と 気付かされ』(るいか)
『マリトッツォ 部長に見せると「クリームパン」』(それはそう)