『無意味な区分けが邪魔をして大きくできない! 日本の小型車がさいなまれる「5ナンバーの呪縛」』へのユーザーの意見まとめ
【写真】初代トヨペット・クラウンのフロントスタイリング!
日本では5ナンバーと3ナンバーがあるのに、いまや5ナンバーサイズ車はマイノリティ化してしまっている。そこで筆者としては、軽自動車が度重なる規格拡大を行ってきたように、全幅を現状の1700mm未満から1750mm未満へ規格拡大させてみてはどうかと考える。
いまどき「5」だの「3」だのとナンバーの数字を気にする人はいないと思う人もいるかもしれないが、「えっ3ナンバーなの?」と購入に二の足を踏む人もいまだに少なくないはず。折しも、メインシリーズは5ナンバーサイズとなるものの、3ナンバーワイドボディを採用する派生モデルとなるオーラの人気も高いコンパクトハッチバックの日産ノートシリーズが、2021-2022日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞したことでコンパクトカーも注目されていることもあるし、5ナンバーの規格改定を是非とも行ってみてはいかがだろうか?
1955年1月に純国産乗用車として初代クラウンがデビューしているが、デビュー当初は1.5リッター4気筒エンジンを搭載していた。これは当時の規格では搭載エンジンが1.5リッターを超えると3ナンバーとなっていたため。その後、1960年に小型車の規格変更が行われ、5ナンバーの上限排気量が2リッター以下となり、ボディ寸法も全長4300mm未満×全幅1600mm未満×全高2000mm未満から、全長4700mm未満×全幅1700mm未満×全高2000mm未満へ拡大され、初代クラウンもボディサイズの拡大と排気量も1900ccへアップされている。
つまり、1960年に改正されるまでは、いまではボディサイズを満たしていれば5ナンバーとなる1.6リッターや1.8リッターなどのエンジン搭載車であっても3ナンバー車となっていたのである。次ページは:グローバルで販売されるモデルのボディワイド化は必須前へ12次へ1/2ページ