『日本代表「冨安健洋の負傷離脱」がW杯最終予選「最大の窮地」になる「3つの理由」!アーセナルで「精密ワンタッチクロス」アシストも記録した主力欠場の重大影響』への
この冨安の離脱は代表にとってかなり大きな痛手となりそうだ。
■冨安健洋・吉田麻也「不動のCBコンビダブル不在」での代役は?【「1・27」中国戦予想スタメン】■■アーセナルの主力として躍動し、チームを復調に導いたキーマン 昨夏の移籍市場最終日、アーセナルへの加入が発表された冨安。移籍して間もなく、プレミアリーグ第3節のノリッジ・シティ戦で先発出場。62分までプレーし、開幕3連敗を喫していたチームの今季初勝利に貢献した。
すると、以降は絶対的なレギュラーとして定着。本職はCBだがクラブでは右SBとして躍動し。第5~17節まで連続してフル出場した。第12節のリバプール戦で敗れるまで8戦連続無敗に貢献している。
さらに、第13節ニューカッスル戦では右サイドからの正確なワンタッチクロスで加入後初アシストを記録。指揮官のミケル・アルテタ監督だけでなく現地のサポーターからも絶対的な信頼を寄せられていることからも、この23歳の負傷離脱が代表にとって大きな痛手になることが容易に想像できる。■日本人市場価値1位の万能型CB 『transfermarkt』によると、冨安の市場価値は日本人トップの2500万ユーロ(約32億2000万円)。その躍進を支えているのが、攻守においての万能性だろう。
188cmの恵まれた体躯を活かした空中戦や球際の強さ、カバーリングのスピードなどは日本人トップクラス。その守備力でチームを支えてきた。
それだけでなく、攻撃面でも高い水準でプレーできるのが冨安の特長だと言える。代表戦でも、CBの位置からドリブルで運んで相手を引き付けつつ縦パスを刺したり、正確なロングフィードで一気に局面を展開したりと、得点への第1歩目を担うことが可能だ。
冨安を欠くことで、最終ラインの守備だけでなくビルドアップにも影響が出ることは確実だろう。次ページは:■冨安・吉田コンビの固定による弊害前へ12次へ1/2ページ