石狩湾を一望、舞台は「ニシン御殿」…竜王戦小樽対局「銀鱗荘」
会場となるのはJR小樽築港駅近くの高台にある料亭・旅館「銀鱗荘」。建物は明治時代に余市町に建てられた「ニシン御殿」を移築したもので、1939年から営業する老舗の旅館だ。対局室に予定される特別和洋室「鶴」からは青い石狩湾が見渡せる。この落ち着いた空間で、緊迫した戦いが2日間にわたり繰り広げられる。
道内で竜王戦が行われるのは2016年の函館開催以来7年ぶりとなる。ここ数年、新型コロナの影響で将棋ファンの交流も制限されてきたが、大盤解説会などのイベントも予定されており、北海道将棋界は再び盛り上がることを期待している。(写真と文 早坂洋祐、大石健登)