タイルの歴史に見る日本の暮らし。特別展「日本のタイル100年―美と用のあゆみ」が江戸東京たてもの園で開催へ
日本においてタイルの名称が統一されたのは、いまから約100年前の1922年。古代エジプトが起源とされるタイルが日本に流入し名称が統一されて以降、地震や戦争などの大事を越えて、暮らしや都市の変化にあわせた日本のタイル文化が育まれてきた。
同展では、名称統一以前までに醸成されてきたタイル文化の変遷をたどりながら、台所、トイレや洗面所、ビル、大学、地下鉄の駅、銭湯など、さまざまな場で多種多彩に使われてきた日本のタイル100年のあゆみを時代背景とともに紹介。美と用のあいだでタイルが果たしてきた役割を振り返り、暮らしや建築の未来を考える機会を創出することが目的だ。
なお、会期中には講演会やワークショップ、ミュージアムトークなども実施予定。詳細は公式ウェブサイトで確認してほしい。