『コロナ重症化で肺機能に障害… 60代男性「因果関係つかめれば責任問いたい」 自宅療養者へのアビガン処方問題、訴訟も視野に』へのみんなの感想まとめ
服薬しても発熱が続き、毎日ドライブスルーで受診。男性医師からウイルス量が減っているとして「大丈夫、大丈夫だ」と言われたが熱が下がらず、同22日になって鴨川市内の病院へ救急搬送され9月14日まで入院。意識不明になり集中治療室(ICU)に入ったこともあった。
現在月1回の受診や週2回のリハビリを行っているが、肺機能に障害が残り酸素ボンベを常用。3級の身体障害者手帳の交付を受けた。男性医師は問題発覚後の昨年12月の記者会見で「(アビガンを処方した)全員が元の生活に復帰する経過をたどっている」と話していた。
男性はアビガンを2回にわけて90錠近く処方されたとし、救急搬送された際に飲み残した2錠があった。高熱が続いたこともあり「アビガンについて説明を受けたのか記憶がない」。処方を受ける同意書の控えは手元になく「薬を信じてとにかく早く飲まないといけないと思った」と振り返る。
男性医師に対して「もっと早く入院させてもらえれば重症化しなかった。謝罪してもらいたい」と話し、因果関係を明らかにするため訴訟を検討する。
医療センターは現時点で「新型コロナの症状が悪化したものか、アビガンで重症化したのか原因は分からない」としている。