『韓国「ヒョンデ」が日本法人名を変更!? 新型SUV「ネッソ」の新戦略で勝負? 日本再上陸まで秒読みか』へのみんなの感想まとめ
2009年には日本における乗用車販売から撤退したものの、2020年には公式ツイッターアカウント開設に加え、燃料電池車「ネッソ」のカーシェアを開始するなどヒョンデ日本再参入の噂は絶えません。
【画像】日本ですでにお披露目されていた!? ヒュンダイ新型SUV「ネッソ」がカッコいい!(23枚)ヒョンデの日本再上陸は着々と進む? 法人名称の変更でついに2022年に始動するか?(撮影:加藤博人) ヒョンデは1947年に鄭周永が設立した現代工程建設株式会社(現在の現代グループ)がルーツです。
1967年には現代自動車を創立し、フォードからの技術供与を受けながら成長していきますが関係は悪化し、新たに三菱自動車と関係を結びます。
エンジンなどの技術供与を三菱から受けるだけでなく、デボネア、プラウディア、デリカ、キャンター、ザ・グレートなどの三菱車のライセンス生産もおこない、自社ブランドの車種として販売しました。
ひと昔前の韓国車は価格が安い分、クオリティが最悪ともいわれていましたが、いまはまったく違います。
自動車ブランド単体のクオリティに対する調査として、アメリカの品質調査会社「J.D.パワー」が毎年おこなっている「初期品質調査(IQS)」があります。
これは各ブランドが販売した新車のなかで、100台あたりどれほどの問題が発生したかを調査するものです。
2021年の北米市場における調査では、各韓国ブランドがフォードやシボレー、そしてトヨタなどをおさえる高評価を獲得しました。
このように、今や韓国車は日本車やアメリカ車などと肩を並べるほどの存在にまで成長したわけです。
日本では2001年に乗用車販売を開始します。
日韓ワールドカップや、当時の韓流ブームなどに絡め、さまざまなプロモーション戦略を大々的に展開するも日本の消費者が求める高いレベルには合わず、販売は低迷。
ついに2009年には日本での乗用車販売から撤退しますが、同年の累計販売台数は1000台にも満たない状況にまで陥っていました。
なお、ユニバースなどのバスモデルの販売は現在も正規で輸入・販売がおこなわれています。
撤退から11年後の2020年、日本におけるヒョンデに動きがありました。
同年2月に東京ビッグサイトで開催された「第16回国際水素・燃料電池展 ~FC EXPO 2020~」にて、水素で走るSUV「ネッソ(Nexo)」が出展されます。
日本語の説明書きが用意され、展示車両も右ハンドル。そしてその車両にはすでに日本の自家用ナンバープレートが装着されていたこともあり、大きな反響を呼びました。
また、ヒョンデの日本法人は2020年6月に公式ツイッターアカウントを開設し、ヒョンデの燃料電池車や電気自動車に関する情報の発信を始めます。
それとほぼ同時期に、カーシェアサービス「Anyca」において、先述のネッソが一般向けに貸し出し開始となりました。
このように、最初から大々的に再参入を発表するのではなく、じわじわと周りから固めていき、一般の反応を伺いながら再び名をあげていく戦略をとっています。
また、2021年にはヒョンデ最新の電気自動車(BEV)、アイオニック 5も日本の自家用ナンバープレートを装着して走行する様子が横浜周辺で確認されました。
2021年2月に発表されたアイオニック 5はヒョンデの電動ブランド「アイオニック」における最初のモデルで、それに続く形で複数モデルのローンチも予定されています。
ヒョンデは以前にもハイブリッド車、電気自動車、そしてプラグインハイブリッド車の3形態から選べるアイオニックというモデルをリリースしていましたが、そのアイオニック生産終了を機に、新たに「アイオニック」ブランドを立ち上げました。
ヒョンデの日本法人は以前からネッソとアイオニック 5の情報を発信しており、日本に再参入した際に実際に販売される可能性の高いモデルだと考えられます。
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また、前述の法人名称の変更に関して、ヒョンデは次のように説明しています。
「弊社の将来戦略に基づき、お客様の期待に応えられる自動車会社を目指し社名を変更しました。次世代のモビリティ社会に貢献するために邁進する所存です」次ページは:ヒョンデ日本再進出のカギは? 2022年についに本格始動なるか前へ12次へ1/2ページ