花火をきれいに撮る8つのコツ、スマホでもOK、ナショジオの写真家が伝授
フラッシュは家に置いておき、三脚を持って行こう(たとえスマートフォンのカメラでも)。三脚があれば安定し、長時間の露光も試せる。
夜空と明るい花火では露出が大きく異なり、カメラやスマートフォンは簡単にだまされてしまう。だから、マニュアルモードを使おう。iPhone、Androidともに、より長いシャッタースピードと多重露光を可能にする(有料および無料の)アプリがある。アプリストアで「マニュアルカメラ」と検索してみよう。
花火大会が始まる前に、花火の前景と背景をどのように取り入れるかを考えておこう。近くに、写真にスケールや文脈を与えてくれるモニュメントや建物はあるだろうか? 花火は水面に反射するだろうか?
暗くなる前に、マニュアルフォーカスでピントを合わせておこう。ピントを合わせる位置は、花火が上がる空、または、同じ距離にある物体だ。こうしておけば、花火が上がり始めたらすぐに撮影できる。
快適に撮影できるだけでなく、適切な場所を選べば、花火の光が煙に反射し、写真に面白みを加えることができる。
花火の素晴らしい光に照らされた人の顔は、筆者が気に入っている構図の一つだ。後ろを振り返り、花火を見ている人たちを撮影してみよう。人物をフレームに入れたい場合は、明るい花火を背景に、その人物をシルエットにするのも面白い。人を主役にする場合は、露出計がだまされないよう、光源ではなく顔に露出を合わせよう。