『瞬間風速は年収1000万? 出前館の配達に異変 報酬3倍の時間帯も』へのユーザーの意見まとめ
【画像】Uber Eats配達員の報酬計算方法「時給6800円」 フードデリバリーサービスの配達員は、多くの場合企業との雇用関係はなく、業務委託契約を結んでいる。このため、複数のサービスを掛け持ちする配達員も中にはいる。
記事冒頭の配達員Aさんも、本業とは別に、Uber Eatsと出前館を掛け持ちして空き時間に配達業務をしているが「この1月に出前館以外で配達するメリットはない」と言い切る。
配達員の報酬はサービスによって計算が異なるが、出前館は1件当たり550円~715円。Uber Eatsは「配送料+プロモーション-サービス手数料+チップ」という計算式で出されるものの、2022年1月現在は1件当たり300円が基本という。
1件当たりの単価でも出前館が上回る状況だが、1時間に3件こなすとしても時給は高くて2100円程度。8時間続けても1万7000円と“年収1000万”のペースには程遠い。ところが、出前館の配達業務をやっていると思わしきTwitterアカウントを見ると「30[缶の絵文字]4万」という書き込みが。
「これは出前館で30回配達して4万稼いだという意味」とAさんは解説する。Aさんによれば、出前館は配達員にSNSへの業務情報の書き込みを禁じていることからこうした隠語的な表現で書き込む人がいるという。他にも「[缶]やったときの時給6800円」といった書き込みもあり、このペースなら確かに年収換算にして1000万円だ。地域や時間帯別に出前館がインセンティブを設定 これほど出前館の単価が高くなっているのは、地域や時間帯によって、出前館がインセンティブを設定しているからだ。
Aさんが見せてくれた、出前館ドメイン(demae-can.com)のあるページには「北海道 釧路 17時 3」「東京都 白山/上野 11時 2.9」といった拠点と時間帯ごとのインセンティブが日付別に表でまとまっている。3や2.9は倍率で、1件当たりのもともとの単価が715円であれば2145円もらえることを意味する。表を一覧する限りでは、3倍が最大のようだ。
「さらにキャンペーンで、新規で配達を始めた人は一律30%の報酬アップもある」とAさんは明かす。Aさん自身も12月から出前館の配達を始め、1件当たり約1500円の報酬を得ているという。次ページは:ヤフーとアスクルとの即配サービス本格展開の布石か前へ12次へ1/2ページ