芥川賞作家・津村記久子さんが中古のスマホを何台も購入するわけ 横浜でトークイベント
イベントには、会場とオンラインを合わせて約190人が参加。津村さんが図書館職員や参加者の問いかけに答える形で進行した。
ユニークな視点から生み出される津村さんの作品にはファンも多い。物語の種になるものを得るため、日常の気づきを常にメモしているという。手書きのノートも使用するが、中古のスマートフォンを何台も購入してメモを残すことだけに使っているという驚きのエピソードも明かされた。カフカの「城」やフィッツジェラルドの「華麗なるギャツビー」など92冊の名作を独自の語り口で紹介した「やりなおし世界文学」も、作品を読みながらメモに残した所感をまとめて原稿に仕上げたという。