ピアノが聴けるカレンダー ベートーベンなどの名曲、当時の音色で
約1年前にオープンした同館には、古典・ロマン派時代から近代まで、ピアノ調律師の岩田光義さん(80)が長年かけて収集した約30台が並ぶ。古いピアノは修復技術で当時の音が再現され、弾くこともできる。
カレンダー作りは、昔の音色を実際に味わってもらおうと初めて企画した。ベートーベンやショパンが愛用したものと同型のピアノや、ロマン派時代の貴重なピアノなど、同館が所蔵する4台をカレンダーに3カ月単位で掲載。各月の日付欄の上部にQRコードを付け、それをスマホで読み取ると4台の演奏動画をユーチューブで視聴できる。
曲目は、ノクターン(ショパン)、エリーゼのために(ベートーベン)、トルコ行進曲(モーツァルト)など、その時代ごとの名曲を選んだ。4台の外観と構造をカラー写真や解説で紹介し、ピアノにまつわるエピソードなども添えている。
1部1650円(税込み)。問い合わせは同館(059・324・4348)。【松本宣良】