ビーチスポーツ選手輩出を 京都橘学園が常設コート

この日は、伏見区のバレーボールチームに所属する中学生20人がビーチバレー体験を行い、コートの感触を確かめていた。
コートは、学園が運営する京都橘高が女子バレーの強豪校であることなどから、3月に山科区に完成した「KYOTO TACHIBANA スタジアム」内に整備。スタジアムには、サッカーやテニスなどの球技場も併設されている。
ビーチコートは縦約40メートル、横約30メートル。ビーチバレーコート2面、ビーチサッカーコート1面を設置できる広さがあり、ナイター設備も完備した。コート一面にはクリーム色の砂が敷き詰められ、色や粒の大きさはビーチバレー国内大会の開催基準をクリアした。
これまで、府内でのビーチバレー大会は天橋立大天橋にある海水浴場(宮津市)で主に行われてきたが、海水浴シーズンには使用できないなどの制約があった。府バレーボール協会の渡辺勝名誉会長(82)は「長年の夢だった常設ビーチコートが完成した。京都から日本を代表する選手を出すために協力していきたい」と話している。(木下倫太朗)