『いしだ壱成“経済的理由”で妻に捨てられ3度目の離婚…「働きたいけど働けない」再起の難しさ』への皆さんの反応まとめ
いしだ壱成さんが語る「生活保護不正受給疑惑」報道の真相
16日、「バイキングMORE」(フジテレビ系)のリモート取材を受けた、いしだ壱成(47)。2018年4月、女優だった飯村貴子さん(23)と3度目の結婚し、9月には女児をもうけていた。だが、飯村さんから経済的理由で離婚を切り出され、8日、約3年8カ月の結婚生活にピリオドを打っていた。
いしだは近年、定職につけず生活は困窮していたという。「女性セブン」(1月16日・13日号)で、いしだとともに取材を受けた飯村さんは、こう告白している。
「結婚して1年も経たない頃、財布にお金が入っていなくて、銀行のATMで預金残高を見るとゼロ。そんなことが続いたんです。特に預金残高がゼロになっていると胸がギュッと締め付けられる思いになりました」
月給5万円のパートで家計を支えていた妻の期待に応えるため、いしだはハローワーク通いするも採用されず、パワーストーン販売やネットのライブ配信で生計を立てていた。だが、それも長続きしなかったという。
貯金を切り崩し、軽自動車を売却。しまいには、父・石田純一から資金援助を受けたり、友人から借金をしながら生活を維持するも、お金は底をついていったとのこと。
■スキルのない中高年はコロナ禍で一層厳しく
10代で芸能界デビューし、「ひとつ屋根の下」「未成年」「聖者の行進」といったヒットドラマに出演。売れっ子俳優だったいしだは26歳のとき、大麻取締法違反で逮捕された。その後も再起を図るが、仕事は激減。さらに全盛期のときに患ったうつ病が再発していたという。
かつてインタビューで「家から一歩も出られなかった。自ら命を絶つことも考えたが、妻子の支えのおかげで踏みとどまることができた」と、結婚生活によって引きこもり状態から再起していたと話していたが、そう簡単にはいかなかったようだ。
全国に61万人ほどいる中高年(40~64歳)のひきこもりのうち、76.6%が男性(内閣府調査、2019年推計値)で、年々長期化、高齢化している。しかもコロナ禍で厳しくなっている中高年の雇用状況は、ニ極化しているという。
「40、50代の中高年でも転職需要はあるものの、それは大企業経験者など、ひと握りの人に限った話です。一方、現在に至るまで正規採用など就職の機会を得られずに来た40代の就職氷河期世代でスキルを身につけられなかった人は特に会社側のニーズが少なく、コロナ禍でより一層厳しい状況になっています。警備員や交通誘導、ビル清掃などの仕事は中高年にとって体力的に厳しいため、仮に職に就けたとしても継続が難しいでしょう。ひきこもっている人が生活保護の受給に至らないように、国や自治体が予算を組んで、採用した企業には補助金を出すような取り組みも行われています。しかし、応募に対して採用数が少なかったりと、根本的な問題解決には至っていない状況です」(人事ジャーナリスト・溝上憲文氏)
うつ病を患っていたりと本人が抱える病気もあるが、かつて成功し転落した中高年の芸能人が一般的な職業に就くことがいかに難しいことか。いしだの離婚が物語っているといえるだろう。