『母親をつきっきりで介護、死去後に弔問の担当医師ら人質に…近所の女性「2・3年前に越してきた」』へのみんなの感想まとめ
【図】住人が猟銃のようなものを発砲…立てこもり事件の構図立てこもり現場で確保された渡辺容疑者(右下)(28日午前8時1分、埼玉県ふじみ野市で)=池谷美帆撮影 捜査関係者などによると、逮捕されたのは渡辺宏容疑者(66)。立てこもり事件があった民家(中央)を調べる警察官ら(28日午前9時2分、埼玉県ふじみ野市で、読売ヘリから)=富永健太郎撮影 鈴木医師ら3人は在宅診療を行う医療法人に所属しており、渡辺容疑者の母親の診察を担当していた。母親が亡くなり、3人は弔問していた。その際、トラブルになったとみられる。男性理学療法士(41)は胸部を撃たれて病院に搬送され、もう一人の男性(32)は顔面に催涙スプレーをかけられ、東入間署に避難した。 渡辺容疑者が立てこもる間、県警は固定電話で人質を解放するよう説得を続けた。渡辺容疑者は明確な要求などをせず、「人質は大丈夫だ」などと話した。しかし、鈴木医師本人は電話に出なかったという。(写真:読売新聞) 県警は、発生から11時間近く経過した28日午前8時頃、現場の民家に警察官を突入させ、渡辺容疑者の身柄を確保した。県警は同署に捜査本部を設置し、動機などの解明を急ぐ。 近所に住む女性(76)によると、渡辺容疑者は2、3年前、この民家に越してきたという。母親をつきっきりで介護しており、仕事をしている様子はなかった。 現場は関越自動車道近くの住宅地で、県警は付近の中学校を避難所とし、近隣住民を誘導した。最大で99世帯214人が避難した。 近所の70歳代女性は27日午後9時過ぎ、車をたたくような音を2度聞き、直後に男性の叫び声を耳にしたという。音は銃の発砲音とみられ、「何が起きているのか分からず、不安だった」とおびえた表情をみせた。