【今週見るべき展示会】モディリアーニの画業を辿る展覧会や京都国際写真祭など
青の時代、バラ色の時代、キュビスム、新古典主義、シュルリアリスム。時代の変化とともにめまぐるしく作風を更新しながら、20世紀の美術界を生きたパブロ・ピカソ。本展はピカソの世界有数のコレクションをもつイスラエル博物館から選りすぐりの作品を集め、その長く、豊饒な創作の軌跡をつまびらかにする。
中心となるのは版画作品。実は、生涯にわたりピカソが創作意欲を注いだもののひとつが版画であった。若い頃からエッチングやリトグラフの作品を制作し、晩年にはリノカットと呼ばれる版画技法を追究。多彩かつ膨大な数の作品を残した。会場では、 青の時代の傑作銅版画《貧しい食事》を含む「サルタンバンク・シリーズ」、また代表作《ゲルニカ》を予示する銅版画《フランコの夢と嘘I、II》、86歳で取り組んだ版画連作「347シリーズ」などを展示。また絵画と版画の関連、モチーフや主題にもフォーカスし、ピカソのひらめきの原点を探る。
『イスラエル博物館所蔵 ピカソ ―ひらめきの原点―』
会期:4月9日(土)~6月19日(日)
会場:パナソニック汐留美術館
住所:東京都港区東新橋1-5-1 パナソニック東京汐留ビル4F
時間:10:00~18:00(5月6日、6月3日は20:00まで)※入館は閉館の30分前まで
休館日:水曜 ※ただし5月4日、5月18日(国際博物館の日)は開館
入館料:一般 ¥1200、65歳以上 ¥1100、大学生 ¥700、高校生 ¥500、中学生以下無料
※新型コロナウイルス感染症拡大防止のため日時指定予約を推奨。詳細はこちら
電話:050-5541-8600(ハローダイヤル)